アリアンロッドルージュ&ソングシーカー
ノエルと翡翠の刻印―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ〈2〉 (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 菊池たけし,F.E.A.R.,佐々木あかね
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
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こんなにいいひとがいるのかってくらい素直でノリがいい主役。読んでる方もすごく楽しくなってくる。GMも初心者を楽しませるための仕掛けをあれこれ導入してて、すごく勉強になる。
読み物としても最高に面白い。きくたけ名物(一同大爆笑)でほんとに大笑いしちゃったよ。
TRPG経験者でなくてもほぼ問題なし。むしろ初心者に読ませるのに最適。TRPGに少しでも興味がある人なら誰でもお勧め。
ていうか、富士見から出てるダブルクロスとアリアンロッドのリプレイはどれも高レベルでまとまってる。食わず嫌いを起こさずプレイしとけばよかったと今さら大後悔。
ローズトゥロード リプレイ ソングシーカー (Role&Roll Books)
- 作者: 小林正親,門倉直人,相沢美良
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2006/03/10
- メディア: 単行本
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大惨事です。えらいことになってます。息の合わない面子にありがちな失敗がこれでもかと頻発してます。鈴木銀一郎氏が途中参加しなかったら空中分解間違いなしだったと思われます。
GM側がムキになってプレイヤーの行動を潰しにかかるのも問題あり。プレイヤーがアホな行動したら、誘導するなり制止するなり対処しろよ。状況説明とト書き部分でプレイヤーの行動をくさしてるのも悪印象に拍車をかけてる。こんな連中相手にマスターなんぞ出来るか、みたいな書き方せんでもええやん。
しかし、紆余曲折のあげく辿り着いたラストはすごい。ユルセルームらしさ炸裂の大団円。ここだけでも読む価値はあった。
評価としてはさんざんなリプレイだけど、このGMには親近感を覚えるんだよね。想定したストーリーが破綻するとキレたりクサったり、大人げなくプレイヤーを潰しにかかったり……俺にも心当たりがあるだけに、親しみを感じるってゆーか近親憎悪?
なにしろPCを潰すためだけのシナリオを実際に動かしたこともあるし。しかもそのプレイには標的のPCはいなかった罠orz あの時のプレイヤー達には俺がこういう風に見えてたんだなー。反省。