それでもあなたに恋をする (コバルト文庫)

それでもあなたに恋をする (コバルト文庫)

女ぎらいの修練士 (コバルト文庫)

女ぎらいの修練士 (コバルト文庫)

少女恋愛小説の王道。ハーレクインてこんな感じ? 読んだことないけど。
 
恋をする:地方領主の一人娘ミシィが主人公。昔デブだったことを初恋の相手に笑われて一念発起、ダイエットに成功して美少女に変身。しかし、いざ見返そうとした初恋の彼は戦場経験を経て他人の痛みを知る好青年に変身。
そして色々あって最後にくっつく。
 
女ぎらい:ミシィの友人ララが主人公。華やかな色気たっぷりで男あしらいが達者なところから遊び上手と思われているが実際は暖かい家庭にあこがれるおぼこで勝気な超美人というSNEGなヒロインが会ったこともない爺さんと結婚するよう実家に命じられ、見届人として沈黙の誓いを立てた美しくも短気な修道士が同行することに。
そして色々あって最後にくっつく。
なんか3巻のラストも予想がつくなあw
 
恋愛小説ってのはストーリーの巧拙以上に状況と心理の描写が重要なわけで。普段ならふーむと唸るはずのどんでん返しが出てきても、「ええい、陰謀話はいい、ミシィを映せ!」となってしまうわけで。キャラ萌えとはオタクの習性のように言われてるけど、実際は恋愛話大好きな世の女性のほうが業が深いわけで。コバルトによくある「○○を殺さないで」とか「××と△△をくっつけて」なんて要望もむべなるかなと実感したわけで。
俺にとっては「たまにはこういうのもいいな」というのが正直なところ。恋愛小説好きな人にはどうなんだろうね。気軽にサクサク読めるんで、興味ある人は1巻を試しに読んでみると良いかも。