睡眠不順のサイクルがマズイところに差しかかってきた。うーむ。
 

学校の階段 (ファミ通文庫)

学校の階段 (ファミ通文庫)

高校の校舎で徒歩のラリーレースをやらかす未公認団体、階段部のお話。
あえて人のいる時間にレースすることで緊張感を持たせ、階段の昇り降りはもちろんルート選定や状況把握能力で技量の差をつける。やってることは2本足のキャノンボール。でも礼儀は徹底する。そんな部活に入った主人公と、奇天烈な活動に真剣に取り組む先輩たち。非合法活動に苦い顔をする生徒会執行部&教師の陰謀。そしてライバルとの一騎打ち。
ちょっとした地雷を想像してたら予想より面白い。読んでるうちに、「陸上競技モータースポーツ、階段部=街の走り屋」の図式が頭に浮かんできた。そう考えると、レースシーンが熱いバトルものとして楽しめる。そして競争相手の身近さは車やバイクの比ではない。さらに、モータースポーツではスカートが翻らない。これ重要。
一番読みづらかったのが、主人公の未熟者っぷり。序盤は読んでてイライラする。これから読む人はそこで放りださずに後半までガマンだ。色々ふっきれたところから俄然面白くなるから。