A/Bエクストリーム―CASE‐314エンペラー (電撃文庫)

A/Bエクストリーム―CASE‐314エンペラー (電撃文庫)

積んであったとこから転がり落ちてきたんで読んでみた。
古き良き80年代のアニメっぽい香りただよう一本。燃えるとか血湧き肉躍るとかより先に、懐かしい感覚に浸ってしまった。
ディビジョン駆除商会の面々が、どいつもこいつも初対面なのに馴染み深いというか、往年のアニメマニアな30代なら「ああ、こんなヤツらがいたよなあ」とうんうん頷いてしまいそう。そういう感じでまっとうな評価とは別の意味で好感触。リアルタイムでコンバトラーとかゲッターみてた世代がスパロボやって悦に入るのにも似た楽しさ。今となってはウケがよくないというのも何となく解るような。
話はすごくストレート。オチはだいたい読めるから、そこに向かってどうカッコつけるかが読みどころ。そういう意味ではN◎VAのシナリオネタとかにいいかも。アクションはすげえ火力だし。
続刊がどっかに埋まってるはずだから、転がり出てきたら読んでみよう。