”文学少女”と飢え渇く幽霊
2,000円のメシはあんまり抵抗なくなってきたが、3,000円のゲームソフトはむちゃくちゃ躊躇する。
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 75回
- この商品を含むブログ (319件) を見る
昨日の日記で美月って書いたらグラビアアイドルがリンクに出てきやがった。そっちじゃねえ、野村美月だ。
今回も文学の古典を下敷きにした不可解状況が展開されるわけだが……前作に引き続き、なんで俺が苦手な分野が解るんだ美月たん。こういうドス黒い矛盾が暴虐極まる感情に変じて読者を打ちのめす話は苦手なんだよ〜。
引用元は間違いなく名作ではあるが、どうせ打ちのめされるなら引用元よりこういう本がいい。
絵のほうは今回も水彩調が素敵。しかし首長すぎ。