ドラゴンキラーあります&契火の末裔
いつの間にやらISBN検索が高機能かつめんどくさくなってました。とりあえず楽天とAmazon両方を表示してみる。
あといつの間にやら酒量が増えてきました。いま酔っぱらってます。
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- 作者: 篠月美弥,鹿澄ハル
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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契火の末裔は、なんか色々凝りすぎ。というか、元はイスラムの影響下にある町を占領してるキリスト系の国が舞台だったんじゃなかろうか。それをファンタジー風味に書き直して投稿作品に仕立てたような印象。世界観や人物像がややこしくてエンターテイメントとしてはいまいちノリにくい。そして大幅に枚数を割いて描写した世界観は、先に書いたとおり単なる中世の焼き直しに見える。話はまとまっててそれなりに面白いけど特別賞というのは個人的に疑問。
ドラゴンキラーありますは、ハードボイルドなスチームパンクにドラゴンを突っ込んだような本。ヒロインたち以外悪党ばっかり。主人公も敵も街の住人も悪党しかいないので良心の呵責なく読める。決して明るい話ではないのにジメジメしたところがないので読みやすい。そしてヒロインは可愛い。ライトノベルの範疇で描くノワールとして、かなり高レベル。
というわけで、ドラゴンキラーいちおし。