アイマス移植の光と影

http://www.idolmaster.jp/game_psp/
http://news.dengeki.com/elem/000/000/095/95160/
http://www.famitsu.com/game/coming/1216890_1407.html
アイドルマスターPSP移植のニュースが駆け巡ってる昨今。
その商売上手さと衝撃の新展開について取り沙汰されてるわけだが、現段階で俺にも解る情報はと言うと……


・一本のソフトに3人づつ入ったバラ売り形態
・デュオやトリオは組めずソロ限定
・メールシステムを一新、特訓やスタッフの協力体制を実装
・美希が別の芸能プロに移籍して新キャラ2人とユニット結成?


てなとこか。
最初と次の2点は、ハードの制約やソフトの容量不足をクリアする手段と思えば、まあ納得できる。……ぼったくり感は否めないが。
3点目は、なかなか面白そう。プレイに制限を増やすようなアホな難易度調整に走らず、選択肢を増やすのは良い移植です。
さて問題の4点目、美希の移籍と新キャラ2人の扱いについて。
現段階では隠しキャラなのか4本目のソフトとして別売りなのか判断できない。どっちにしろ全員見たければ出たもの全部買わにゃならんことは想像に難くないので、
「卿はおひとよしすぎます! この悪党はまたやりますよッ! 心の中であざ笑っている! あなたを!」
と心の中で唱えつつ大人買いするのもやぶさかではない。彼女たちと時間を共有するのに金が必要なら、信者としてお布施を払おう。
つまり、バンナムの商魂は業腹ではあるが、問題は金の話じゃない。


俺は彼女たちの結束を簡単に崩したことに納得いかないのだ。


ハロプロミニモニ。の後を追うような生臭い業界裏事情をアイマスに持ち込むのは正統な進化なのか?
アメリカのプロレスみたいなビジネスライクなショーアップはアイマスを盛り上げるのに有効な要素なのか?
俺はそうは思わない。
アイマスは幻想の中にしかありえない夢と希望の世界を創り上げたからこそ愛されたんじゃないのか。
ゲーム内では表現しきれない仲間との繋がりを造ってきたからこそラジオやCDが続いたんじゃないのか。
同人がドロドロの泥沼を描きたがるのも、ニコニコがネタで盛り上がるのも、アイマスの幻想が確固として存在していればこそ楽しめるものじゃないのか。


そういうわけで、せっかくPSP持ってるのに素直に喜べない俺であった。