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前の記事でさよならピアノソナタとさよならトロイメライを間違ってた。
トロイメライの作者さんはもう１シリーズ書いた後は本出してない様子。けっこう好きだったんだけどなあ。富士ミスの本って復刻しないのかな？　DクラッカーズやしずるさんやGOSICK以外にも面白い本いっぱいあるのに。

マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS)

この空のまもり (ハヤカワ文庫JA)

ガンパレードマーチで奇跡のプレイバランスと厨二きわまりない世界設定を造り上げた人の本。どっちも現代からちょっとだけ未来に生きるニートのお話。実は微妙に世界観がリンクしてるが、どっちから読んでも問題なし。ワールドタイムゲートはおそらく関係してないので第5世界人の皆さんも安心して読もう。
どっちもテーマがよく似ている。アダルトチルドレンが大人になる話、かな。一連の芝村ゲーやAの魔方陣みたいなピーキーなトンガリかたはしてないが、無名で無力な一人の人間でも（規模の差はあれど）世界を変革することは出来る、とでも言おうか。意志の力を現実に適応させていく方向性は健在。日記調の軽易な文体でサクサク読める。初芝村には世界観が重くてなかなか手を出しづらいガンパレノベルよりこっちのほうがいいかも。