5時に起きる。
もはや夜中に起きてるのか早起きになったのか区別がつかない。
 

小川一水の書く救難隊と聞いて、回転翼の天使をさらにスケールアップした話を想像していたところ、正真正銘自衛隊救難隊を書いたものだった。ジュエルボックスのように好き勝手やるんじゃなくて、軍隊の一員として救難活動に従事するプロのお話。
唯一ライトノベルっぽい要素として幽霊の女の子が出てくるが、これを萌え少女の形じゃなくもっと抽象化して怨念っぽい描写をしていたら、汗くささ全開の男の物語になってたであろう。いや、その場合は新米隊員がヒロインになってたのか? んー、それでも良かったかも。
自衛隊のジレンマについても、左右がかったところもなく可能な限りニュートラルな立場で触れてるところが好印象。自衛隊肯定派も否定派も納得して読める出来になってるかと。